【危機感で】大学2年夏にフライブルク大学ドイツ語サマーコースに留学して【体験談】

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私が語学留学へ行った理由
私の所属する大学では、多くの学生が夏季休暇を利用して海外へ旅行、もしくは短期留学をしに行きます。
大学2年生の夏休みといえば、その傾向が特に強く出ます。
1年生は入学直後のどたばたで休暇中に海外に行く計画を立てる間がなく、3年生の夏休みはインターンや長期留学に追われ、4年生になったら今度は就活で夏が終わっていくからです。
周囲のみんなが2年生の夏を「まとまった時間海外に行ける最後のチャンス」と言っていました。
当時大学2年生だった私もそんな風潮に流され、夏季休暇中1か月程度海外で過ごすことを計画し始めました。
私はあまり観光に興味がある方ではないため、どこか1か所に拠点を置くことのできる語学留学という形がベストでした。
どうしてドイツに?
私はドイツ語が話せません。
この語学留学に行った大学2年生の時点では、ドイツ語勉強経験はたったの4か月。
それもあくまで大学で週1回の初級授業を受けていただけでした。
私が当時扱えたのは簡単な単語と、単純な現在形・過去形の構文のみ。
つまり実際にはほとんど何もコミュニケーションツールとして役立てることが不可能なレベルです。
ではなぜドイツを選んだのかというと、まず”安全そうだから”、それから”安いから”です。
私の両親は比較的心配性なため、まず第一に両親が納得するような「安全そうな国」を旅先に選ぶ必要がありました。
また、イギリスやアメリカはどうしても学費・滞在費が高額になる傾向がありますが、ドイツでの語学留学はそこまで高くつかないのです。
多くのドイツ人は英語も流ちょうに話すことができるので、ドイツ語が話せずとも十分生活できるというのもポイントでした。
フライブルク大学のSummer University
そこで私が選んだのはフライブルク大学のドイツ語サマーコースでした。
大学が公式に開講しているサマースクールで、約3週間、平日は毎日午前中に大学へ行き、ドイツ語でドイツ語の授業を受けます。
1クラス10人程度で、ペアやグループでも会話を中心に少しずつ、繰り返し文法や単語を定着させていくというものでした。
初めてドイツ語を学ぶ人のためのコースからドイツ語で高等教育を受ける人を対象にしたコースまで、多くのレベルが設定されています。
受講料は決して高くなく、滞在費も学生寮に滞在することができるので良心的です。
留学先の学生について
語学研修の参加学生はフランスをはじめとしたヨーロッパ系学生が大半を占めていましたが、彼らはドイツに交換留学生として長期で勉強をしに来た学生だったようです。
短期で来ている学生としては日本人も多くいました。
私は個人でフライブルク大学に直接申し込みをしましたが、フライブルク大学と提携のある日本の大学からは何人かまとまって参加していたようです。
特に私が所属していたのが初級クラスだったため、クラスメイトの多くが日本人でした。
フライブルクって?
フライブルクはドイツの南の端に位置する都市です。
電車に乗って西に行けばすぐフランス、南に行けばスイス。
週末には簡単に外国へ旅行に行くことができました。
気候は温暖で、ドイツで最も日照時間が長い都市と言われています。
街にはトラムが走っており、大学には毎日トラムを利用して通います。
寮について
寮は個室で、バス・キッチン共用でした。
個室にはベッド、本棚、クローゼット完備で広々としています。
共用キッチンにはたいてい共用の調理器具やお皿がありますが、寮によっては同居人も調理器具もないということもあるそうです。
私はドイツ人の女の子とイギリス人の女の子がフラットメイトでした。
語学留学先で学んだこと、得られたこと
1か月近く海外でひとりで生活するという貴重な体験を経て、それ以前より断然たくましくなりました。
良い意味で図々しくなったと思います。
わからないことをすぐに他者に尋ねられるようになりました。
スーパーに行ってもまず野菜の買い方がわからないというところからはじまり、周りの人に助けを求めたり自分で調べたりしながら、なんとかドイツを満喫したよい夏休みでした。